コラム

意外と簡単？主婦が起業する際に知っておきたい5つのポイント

起業を考える方にとって「バーチャルオフィス」は気になるサービスの1つではないでしょうか。

しかしこのバーチャルオフィスにはメリットもデメリットもあるため、その両方を知っておくことが大事です。
今回はこのバーチャルオフィスについて詳しくご紹介して参ります。

バーチャルオフィスとは？

バーチャルオフィスは起業に必要な住所や電話番号などをレンタルできるサービスです。
通常は実在するオフィスを登記することになるのですが、バーチャルオフィスは借りた住所や電話番号を本拠地として登記することができます。

バーチャルオフィスを利用した場合、会社宛の郵便物や電話は一旦バーチャルオフィス側に届き、その後指定した場所に転送されるようになります。
つまりオフィスとしての機能を働かせるのに必要なインフラをレンタルできるのがバーチャルオフィスなのです。

バーチャルオフィスのメリット

・オフィスを間借りするよりもコストが非常に安い
テナントやレンタルオフィスを利用すると保証金や敷金が必要ですが、バーチャルオフィスなら保証金も敷金も必要なく、また費用も数千円から数万円の間で済みます。

・自宅住所を会社として登記せずに済む
自宅を事務所にしたくても、分譲マンションなどは管理規約で住所の事業利用が禁止されていることがありますが、こんな場合にバーチャルオフィスがとても有効です。
また起業したことを周囲に知られたくない場合も、バーチャルオフィスが役に立ちます。

・都心の一等地や知名度の高いビルを本拠地にできる
ビジネスにおいて「相手にとって取引先の会社がどこにあるか？」というのはその会社の印象に大きな影響を与えます。
都心の一等地に本拠地があるとそれだけで信用が付き、問い合わせも増えてビジネスの幅が広がります。

バーチャルオフィスのデメリット

・住所が重複する可能性がある バーチャルオフィスは１つの住所を複数の会社が利用するため、顧客が住所で検索した時に別の会社名が表示されてしまうことがあります。
これによりバーチャルオフィスであることがばれてしまうので注意が必要です。

・法人銀行口座の開設が困難
バーチャルオフィスを利用すると実態が確認できないという理由で、法人銀行口座を開設できない可能性が高くなります。
法人口座がないと取引に影響が出ることになるかもしれません。

・社会保険や雇用保険の申請が困難
こちらも事業の実態が確認できないという理由で申請が困難です。
自分だけでなく社員がいる場合、これは大きな問題です。

・電話応対サービスの質が悪いことがある
バーチャルオフィスに付いている電話応対の質が悪いと、顧客からクレームになることもあります。
これを避けるためには事前に電話をかけて電話応対の内容をチェックしておくことが大事です。

また電話応対と転送を別途受けてくれる「電話代行サービス」というのもあります。
電話専門の代行サービスは応対の質が高いところが多いので、こちらを同時に利用するという方法もあります。

利用する場合はいくつかの電話代行サービスをチェックして選ぶようにしましょう。

賢く使ってお得に起業しよう

バーチャルオフィスは起業内容にマッチしていればとても効率的に利用できるサービスです。

まずはいくつかのバーチャルオフィスを下調べし、その内容を細かくチェックしてみることから始めましょう。
バーチャルオフィスを上手に利用できれば、事業成功のために不可欠なコスト削減が可能となります。